成長の過程には黒歴史が付きものだから歓迎していい
どうも藤見です。
「基本現在黒歴史」という話をしたいと思います。
これは、基本的に僕たちが今現在やっていることは後から振り返ると黒歴史のように恥ずかしいものという意味です。
言葉自体は僕の造語です。
何かする時に必死に情報収集をして練りに練った最高のアウトプットをしたつもりでも、1年後に振り返ってみると「あれれ、今見るとヒドイなぁ、とてもショボいなぁ」と思うことはよくあるよね、と思うと同時に、基本的に今やっていることは後で黒歴史になると思って腹くくった方がいい(だから早く出していけ)という戒めでもあります。
成長の過程に黒歴史は付きもの
もっとも分かりやすい例が「学生時代の写真」はこれと似た現象が起きやすいと思います。
当時はめちゃくちゃイケてると思って選んだ服装、何度もワックスでセットし直した髪型も今見ると恥ずかしくて人に見せたくない、ってことは誰にでもあると思います。
どうして黒歴史になるのか?
その理由は簡単です。
自分が成長したからです。
すごくシンプルなこと。
でも逆に言うと、昔のアウトプット(仕事)を振り返った時に恥ずかしくならない(黒歴史のように思わない)としたら、その当時から自分が成長していない可能性があると言えるかもしれません。
といったことを踏まえて、
背中を追いかけたくなる上司
社歴が長くなればなるほど「教える側」に立つ人もいると思います。
僕も毎月のようにマーケ会議や研修をしていると社歴10年以上の中間管理職の人が参加する割合は多いです。
なので、部下を持つポジションの人と話す機会は比較的多いと思うのですが、よくよく話を聞いていると去年と言ってることが同じだな〜と思う人もいれば、表情も言動もガラッと変わったな〜と思う人もいます。
この「違い」を客観的に見ていて興味深いのが、後者の人の周りにいる新入社員や若手スタッフは皆んな楽しそうにその人の背中を追いかけて仕事をしているんです。
当の本人(上司)は葛藤や苦悩をしながら変化しているので「楽しい」という一言ではないと思いますが、その人の周りにいる人はどういうわけか楽しそうにしています。
じゃあどうしてそんなに楽しそうなのか?その理由を考えてみたんですが、おそらく介護の仕事が抱えるある特徴が関連しそうです。
変わらないことが大事だからこそ
介護の仕事には、利用者さんが昨日と変わらぬ日常を過ごせるようにサポートをする、といった特徴があると思います。昨日と同じ今日を過ごし、そして今日と同じ明日を迎えることに大きな意味があるわけです。
今日の夕飯が最後の食事になるかもしれない可能性が身近にある利用者さんにとって、明日も変わらず今日と同じ日常が過ごせることはかけがえのないことです。
とはいえ、それはサービスを利用する人の背景であって、働くスタッフが同じように変わらない日常を過ごし続けるのは違う。むしろ変わらないままでは「長期的には続かなくなる」ということを今の若手スタッフは気付いているんじゃないか、と思うわけです。
そのことが浮き彫りになっているのがIOTやテクノロジーに対応できない上司達の姿で、数年前よりも顕著になってきたと思うんです。
解決できるはずの進化や成長がすぐ近くまで来ているからこそ、(変わらない日常を継続するためにも)日常を提供する自分達が変わらないといけない。
そういったことを意識している上司は【基本現在黒歴史】なことが多くなっていくのかもしれない。
そういったことを意識している上司は【基本現在黒歴史】なことは多くなっていくし、その姿を見せることで「あ、この人すごいな!」と思われる機会も多くなる。
若手はそんな上司の姿を見て挑戦することの大事さやそこで得られる成長を感じ取っていく、だから結果的に「この人のようになりたい」と思いながら楽しく頑張れるのかな、と。
黒歴史の数だけ成長している
これは間違いないと思います。
とはいえ、人にはそれぞれタイプや個性があって、積極的に変化を求める人もいれば変化に消極的な人もいます。同じである必要はないので違っていいです。
ですが、平穏無事な変わらぬ日々が送れることに価値がある場所だからこそ、そこでサービスを提供する側はより一層意識しないと麻痺してしまうことは念頭に置いておくべきかもしれません。
この麻痺する感じは僕も現場にいたので肌感覚としてわかることなのですが、相当意識しないと変化を取り入れるきっかけが作れないということになりがちなのです。
昨日と同じ今日を過ごし、そして今日と同じ明日になり、あっという間に1ヶ月が過ぎていく、それは利用する人にとってはかけがえのない日々ですが、そこで働く自分には不安と恐怖でした。どこまでもいつまでも窓から見える風景が変わらない電車に揺られているような感覚です。
そういった変化のない環境で何年も続けていると、「いまさら感」が強くなって余計なプライドも出てしまって、さらに外的環境に対応できなくなるというリスクは大きくなっていきます。
実際、iPadを使いこなせない上司に勤怠アプリの操作方法を教えているのは20代の新人という光景を最近よく見かけます。
すでに耳の痛い話かもしれませんが、
上司が黒歴史から逃げてしまうと職場では普通に話す相手ではあるけれど、「じゃあその人のようになりたいのか?」と聞いた時に背中を追いかけたい存在にはなっていない、なんてこともあると思います。
つまり、若手からの人望も集まりにくいと思います。
そうならないために意識しておきたいのは、黒歴史から逃げずにむしろ積極的に積み重ねて、そこで得られる成長過程を見せていくことが一番かなと思います。
というわけで
基本的に現在のアウトプットが黒歴史になっていくほど進化して成長していくと思うので、部下を持つ人はもっと黒歴史を歓迎していった方がいいんじゃないかなーと、思いました。
僕もiPadやWi-FiやBluetoothを初めて使った時は何一つ理解できていなかったですし、昔作ったチラシやPOPなんかも今見ると結構ヤバいよね…ということはよくあります。
早くデータを消したくなる黒歴史はあります。
でも、それがあるということは「さらに良いものを作ろう!」として成長した証拠でもあると思うので、これからも黒歴史を増やしていけるようにアウトプットを続けていきます。
皆さんも一緒に黒歴史は歓迎していきましょう。
それでは、また!
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