仕事するほど価値がマイナスになる人
どうも、藤見です。
今日は、ちょっと言いづらいけれど、どこの職場にも一人はいるかもしれない…というお話です。
「いるいる!」と共感できる方もいれば、「うちもまさにそれ…」と苦笑いする方もいるかもしれません。
どのような話かというと、
僕たちはふつう「働くことで価値を生み出す」と考えています。
でも残念ながら、世の中には“働くことで価値を減らしてしまう人”も、たしかに存在するという話です。
しかも、その人の存在に気づきながら、「まぁ仕方ないか」と目をつぶっていると、いずれチーム全体にじわじわと負の影響が広がっていきます。
たとえば、こんなタイプの人。
・新しい技術や仕組みの導入に真っ向から反対する
・既得権益にあぐらをかいて厄介な仕事は他人任せ
・教育担当を任されても、自分ルールを押しつけて新人を振り回す
目標に向かってチーム全員で頑張っていこうとしている中で、こういった人が一人でも混じっていると、その人が生み出す「マイナスの価値」は(その人の行動量や影響力に比例して)段々と大きくなっていきます。
「働かないほうがまだマシ」な現実
少し厳しい表現ですが、こういった人が「動けば動くほど損失が出る」ケースというのは、本当によくあります。
たとえば、その人に月25万円の給与を払っていたとして——
その人が仕事することによって10万円分の価値を減らしていたら、会社としては実質35万円のコスト(損失)を支払い続けているのと同じことです。
もし、その人が何もしないでただ座っていたとしたら、損失は給与の25万円分で済んだはずなのに。
良くも悪くも、その人が動くことで、さらに余計なマイナスを生み出してしまう…という、なんとも皮肉な構図ができてしまうわけです。
こうなると、周りのスタッフがそのマイナス分をカバーしなければいけなくなるので、周囲の負担はどんどん重くなります。
そして結果的に、
チームのみんなが疲弊して、全体の活気が失われてしまいます。
無自覚でいる罪
もし、あなたが必死に努力して並べているドミノを、無邪気に横から倒していくような人が同じチームにいたとしたら──
きっと、怒りよりも先に、こう思ってしまうんじゃないでしょうか。
「…頼むから、動かないでくれ」
これ、冗談でもなんでもなく、実際に僕が研修や会議で出会ってきた数々の現場で、本当に出てくる台詞です。
しかも、その矛先として意外と多いのが「社歴15年以上の中堅以上」の方たち。
こうした人の中には、長年勤めてきた“自分流”が抜けきれず、無意識のうちにチームの足を引っ張ってしまう人がいます。
もちろん、すべてのベテランがそうだとは言いません。
でも、時代の変化やテクノロジーの発展に向き合わない人が、周りを巻き込んでしまっている現実は確かにあるんです。
間違っているのは、あなたじゃない
だから、もし今の職場で「この人がいると、何も前に進まない…」と感じているのだとしたら、あなたが間違っているわけじゃありません。
間違っているのは、「自分の仕事がマイナスの価値になっている」ことに気づかないまま、周囲に迷惑をかけている人のほうですし、あなたの職場に「こういう人」がいるとしても、何も不思議じゃないです。
「その人と、どう向き合うか」は経営者の課題
今は、変化のスピードが速く、テクノロジーも日々進化しています。
そんな時代だからこそ、「動くことで他の価値を削ってしまう人」と、どう向き合うかは、避けて通れない経営課題になっています。
経営者の方、そしてリーダーの方たちは、価値を生み出してくれている多くのスタッフの努力を守るためにも、こうした現実を直視して、必要な対処をしていかなければなりません。
厳しさと優しさをもって、そして時には、決断をもって。
今こそ、踏ん張りどころです。
それでは、また!
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