【デイサービス】社員が働きたいと思う職場にするために必要なこと
こちらは2020年2月17日の【藤見メルマガ】で配信した内容の振り返り記事になります。
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どうも藤見です。
働く社員の人たちが「やりがい」を持って働ける職場にするために「何が出来るか?」といった課題は経営者の方だけではなく、それぞれの事業所の管理者や施設長も同様に考えていることだと思いますので、今日はタイトルにあるように「働きたいと思う職場にするための4つのヒント」についてお話してみたいと思います。
そして、これからチームや組織のリーダーを目指している人もこの視点は持っておいたほうがいいと思いますので、どうか最後までお付き合いください。
社員が働きたいと思う職場にするために必要なこと
この話題は僕の勉強会に参加していたある介護施設の副施設長さんからの質問がきっかけでした。
「社員が働きたいと思う会社や組織ってどうやったら作れると思いますか?」
この質問に対して藤見は次のように答えました。
<ここから先は当時配信したメルマガを引用しています>
まず、結構やりがちなミスは「制度設計」をすることです。
パッとイメージしやすいのは福利厚生を充実させたりするパターンが制度の典型例です。
こうした「制度」は、新たにスタッフを採用する時などは福利厚生が手厚いということで武器にはなりますが、組織のチーム力の強化や働いている人のやりがい度のアップにはほとんど影響しない、と言われています。
正確に言えば、短期的にはプラスになるけど長期的には効果は続かない、と言われたりします。
がむしゃらに働く馬車馬のような人材にとっての「ニンジン」になることはあっても、それが走り続ける理由にはならないと言い換えていいです。
制度を充実させた数週間から数ヶ月は効き目はありますが、その後はあることが「当たり前」になっていくわけです。
そうすると、使えて当然の権利として社員達は主張するようになるので、もし経営上の判断で停止や廃止をするとした場合に制度を充実させたことが逆に不満の種になることもあります。
他にも次のようなケースもよくあります。
たとえば、社長がスタッフの能力アップを期待して巷の研修に1人数万円の費用を会社持ちで支払って参加させたとします。
でも、そういった研修に社員を向かわせたところで、実際にその学びが活きるのは2週間程度だったりします。
数人の社員を研修に出すために大切な会社の費用を使ったとしても、期待していたほどの効果も貢献もなく参加する以前と変わらぬ働きっぷりに戻った彼らの姿を見てがっかりしたことのある経営者は少なくないと思います。
さらに悲しいのは「学ばせて頂いて有難うございます」と、その後お礼を口にする社員やスタッフはほぼいません。
ま、これらはあくまで一例ではありますが・・・
これが「やりがい作り」の下手なパターンです。
じゃあどうすればいい?
僕が思う(というかコレが正解だとされている)のは、次のようなことをするといいです。
- 会社を伸ばすこと
- 会社の評判を良くすること
- 重要な意思決定に参加できること
- 重要な責任を負えるようになること
今働いている社員の人たちが自分の仕事にやりがいを持つ瞬間はこれです。
説明の必要もないほどに言葉にすると簡単なことです。(※実現させるのが簡単って意味ではないですよ)
今思うと僕が20代の頃に飲食店で店長をしていた時は、この内容につながることをしていました。
たとえば、学生のバイト達に向かって次のようなことを伝えていたのです。
「君がこの店で働いていることを大学の友達が羨ましがるような店にするから」
「近所に何件も飲食店がある中で、ココで採用されるのは一番難しい!って言われるような店にしたい」
そんなことを頻繁に言ってました。
もちろん口先だけじゃなく、働いてくれているスタッフの友達が店に来た時に「え!お前ここで働いているの?スゴイな!!」と言われるような店にするためにも必死で売上を作るための努力をしました。売上のある=活気のある店で声出してイキイキと働く店員さんが輝いて見えたことがあると思いますが、そういう店にしようと必死でした。
これって今思うと、さきほどの1番や2番に直結していると思いせんか?
当時はマネジメントのことなんて1ミリも知らない頃(がむしゃらに店長していただけ)ですが、なかなか本質を見ていたんだなぁ〜と自分を褒めたくなります笑。(はい、すみません)
そして今現在で言うと、僕が毎月クライアント先でやっているマーケティング会議というものは、基本的には誰でも参加を自由にしていますが、それは3番や4番をその会社のメンバーに感じてもらうためでもあります。
経営者や幹部メンバーだけではなく新人さんでもバイトスタッフでもパートさんでも、本人の意志があれば誰でも会議に加わっていいし発言もできる。
こういった場で自分の役割を獲得して責任を持つことが「やりがい」に直結することはもうわかってることだからです。
つまり、トップやリーダーが念頭に置いておくべきことは上記の4つというわけです。
本当に大事だと思います。
どんな制度を設計すれば社員やスタッフが満足するのか?福利厚生はどうすればいいか?という視点ではなく、今の会社を成長させること、その会社の評判が良くなること、その会社の決定に参加していること、そして会社の活動に責任を持ちたいと思えること。
これがやりがいです。
逆に言えば、今活躍している30代の社員が辞めていく会社の特徴はここが圧倒的に欠けているかもしれません。
本当に残念なことですし、勿体ないです。
相変わらず頭の固いオジサン達が会社の舵を切っていて、重要な意思決定の場に若手を参加させないとかよく目にしますが、そんなことが常態化していれば、そりゃ辞めますよ。やりがいないもん。
というわけで
社員が働きたいと思える職場にするための4つのヒントでした。
どうか参考にしてみてね!
ではでは〜
──ここまで───
どうでしたか?
何かの参考なったでしょうか?
もし、皆さんの会社に「今の会社や仕事を続けることに満足できていない人」がいるとしたら、その人にとって本当に必要なのは【目の前のニンジン】なのか、それとも【今回紹介した4つの段階】なのか、一度話し合ってみるのもいいのかな、と思います。
たまにはこうして過去の配信の振り返りもやっていきますね!
それでは、また!
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