最近ネットでよく目にするアイツの正体
どうも藤見です。
ここ最近、Webサイトを閲覧している時に、よく見かけるアイツの正体についてのお話です。
アイツとは何かというと、これです↓
「当サイトでは、お客様に最適な情報を提供するなど快適にご利用いただくためにクッキー(Cookie)を使用しています。引き続き閲覧する場合、クッキーの使用に同意ください。【同意する】
自分が検索しようとしたサイトを開くと、ページの下の方にこんな表現と一緒に「同意する」ボタンが表示されること、ありませんか?
表現とボタンの種類にはいくつか種類があります。
一般的には、
「同意する」「OK」
のように承認するケースが多いと思いますが、
「すべてのcookieを受け入れる」
「すべてのcookieを無効化する」
このようにどちらか選択するケースもあります。
あとは、
「クッキーの詳細設定をする」
という「YESかNO」の選択肢の他に、自分で設定を行うボタンが用意されているケースも中にはあります。
実際にはこんな感じ↓
さて、このクッキー(cookie)って一体何者なんでしょうか?
いつも右上に出てくる「✕」で消しちゃってる人も、「よく分からんから放置」という人も実際は多いんじゃないでしょうか?
正直、僕もちょっと前まで「✕」で逃げてました…w
なので、今日は、僕と同じように「バツで消しちゃうクッキー初心者の人」に向けて、クッキーの正体と扱い方について、少しシェアしておきたいと思います。
少し長くなりそうですが、一度知っておくと安心感が増すと思うので、ぜひお付き合いくださいませ。
では、いきます!
そもそもクッキーとは何なの?
インターネットの世界で使われるクッキー「cookie」(注:野性爆弾のことではありません)というのは、Webサイトから自分のブラウザに送られてくる【小さなデータファイル】のことです。
自分がWebサイトにアクセスをすると、このクッキーというものが自分のコンピュータに保存されます。
でもこれって、「最近保存されるようになった」わけではなく、以前からずっとそういうことになっていたようです。(←ここ大事です)
つまり、今までも自分の知らないところでWebサイト側と自分の間で保存はされていたけれど、最近はその扱い方が少しずつ変わってきた、まずはそんな認識で良いと思います。
で、クッキーを保存する目的って何?
ってことなんですが、
主には、Webサイトをより便利に使うために使われているようです。
例えば、
1、ログイン情報を記憶する
このクッキーがあるおかげで、自分が過去に一度ログインしていれば、次に同じサイトを訪れたときに、IDやパスワードを毎回入力する必要がなくなったりします。
2、買い物カゴを記憶する
ネットショッピングでお気に入りの商品をカートに入れた後に、他のページを見てから戻ってきても、カートの中身が消えずに残っていることありますよね?
あれもクッキーのおかげらしいです。
この1と2に関しては、インターネットで買い物したことある人なら体感的にわかりますよね?
まだまだ他にもあります、、、
3、サイトを自分に合わせてカスタマイズする
よく見る商品とか、検索することが多いカテゴリーがあると、その過去の閲覧履歴に基づいて、自分に合った広告やおすすめ商品を表示するためにも使われてます。
4、アクセス状況を分析する
どのページがよく見られているのか、どのくらいの時間滞在しているのかなどを分析するために、IPアドレスやアクセス時間などの情報がクッキーとして保存されることもあります。
3や4に関しては、ネットを使うユーザー(自分たち側)というよりも、ネットを使って商売をしている企業や商品側にメリットがありそうな感じがします。
という感じで、1〜4の他にも沢山ありますが、クッキー(小さなデータファイル)を保存する主な目的はこんな感じだと思っておいてください。
どうしてクッキーの表示が出るようになったか?
先ほども書いたように、ずっと前からこうしたクッキー(小さなデータファイル)は自動的に保存されることが多かったわけです。
ですが、
最近になって急に承認を求めてくる「同意ボタン」が出るようになった背景には、EU(欧州連合)で2018年に施行された GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則) が大きく関わっていると言われています。
この法律を、ざっくり解釈すると「小さなデータファイルも個人情報だから、勝手に保存するのはダメでしょ」ということになった、と僕は認識しています。
(ちゃんと理解したい人は、その道の専門家の方に聞いてみてくださいね)
で、このGDPRというのは、あくまでもEUの法律ではあるけれど、インターネットはそれこそ世界中で利用されるツールなので、その影響が徐々に世界中に広がってきている。
そして、
その流れを受けて、日本でも「個人情報保護法」が改正されて、クッキーの取り扱いに関するルールが少しずつ厳格化されるようになってきた。
ということです。
※ちなみに、クッキー認証は「設置すること」が推奨されている段階なので、「え?まだウチは対応してないけど、やばい?」と焦る必要は(今は)ないと思います。
兎にも角にも、
「ちゃんとしておいた方がいいよね」ということではあるので、多くの企業やサイトが、こうしたクッキー認証を導入するようになって、サイト閲覧者の同意を得るための仕組みを整えるようになってきた。
だから、「このサイトはクッキーを使用しています」「あなたの情報をクッキーとして保存しても良いですか?いい場合は同意をしてくださいね」というように、ちゃんと仕組みを整えているWebサイトは事前に【同意】を求めてきている、というわけです。
ここまで、なんとなく伝わりますか?
果たして、同意しても本当に大丈夫なの?
同意したら「個人情報とか取られるの?大丈夫?」って思った人いますか?
ここ心配ですよね?
安心してインターネット使いたいですから。
結論から言うと、
僕はクッキー自体は基本的に危険なものではないと思っています。
でも、正体があまりよく分からない状態だと、「同意する」とか「拒否する」とか、あるいは詳細設定などの選択肢が色々あると、やっぱり不安ですし、迷ってしまいますよね。
さて、一体何を選べば良いのか?
実は、状況によって最適な選択は異なるんです。
基本的には「同意する」を選択することで、多くの場合は、Webサイトを快適に利用することができます。
例えば、
- ログイン情報を記憶してくれるので、毎回IDやパスワードを入力する手間が省ける。
- 買い物カゴの中身が保持されるので、スムーズに買い物ができる。
- 興味関心に基づいた広告が表示されるので、新しい商品やサービスに出会える。
これらをメリットとして感じるサイトなら、そもそも「同意」しておいた方が楽かなと思います。
または、プライバシーを重視したいと思えるサイトの場合は、Webサイトに保存される個人情報を最小限に抑えることができるので、「拒否する」を選択しておく(または「✕」で消したり、スルーする)で良いと思ます。
細かく詳細設定をする場合については、「必要なクッキーだけを許可する」「アクセス状況の分析に使われるクッキーだけを拒否する」「特定のクッキーだけを許可する」というように自分でカスタム設定が可能らしいですが、僕は設定したことないので詳しくわかりません。
本気でカスタムしたい人はその道のプロに聞いてみてくださいw
結局、藤見さんは「同意」と「拒否」どっちにしてる?
あくまでも僕の話になりますが、
基本的に自分が信頼しているサイトなら「同意」をしてます。
クッキーに使われる情報(データファイル)は、秘匿性の高いクレジット番号の情報とか生年月日や住所などの取り扱いとは全く別なので、訪問時のIPアドレス等のクッキーを保存しても(されても)自分は特に問題はないと思ってます。
数ヶ月前まで訳もわからず、すぐに「✕」で消していた自分に比べると少しは成長しました。
もし、多少注意が必要な場面があるとしたら、数人で共有してパソコンを使う場合とかかな。
自分の次にパソコンを使う人が、自分のログイン情報が見れる(残っている)のはマズイ(例えば、何を買い物かごに入れたかバレるw)ってなるので。
でも、それって「クッキー認証」うんぬん以前の問題だとは思うけど。
一応補足しておきます。
ちなみに、
僕の藤見ブログのサイト内にも今回お話しているクッキー認証は設定してますので、一度見てみてください。
https://funcul.co.jp
※同意するを一度クリックしたら、次から出なくなります。
※同意する・しないはお任せします。
正直、今はまだよく分からない、という人は「どっちでもいいのかな」と思います。
なんだか、元も子もない結論になっていますがw
今まで表示されていたアイツが、「一体何者なのか?」ということは今回のお話で少しでも伝わったと思いますので、今はそれで十分かなという感じです。
もし、もっと詳しく知りたい人は、「クッキー認証 GDPR」とか「クッキー認証 日本の個人情報保護法」とか色々な検索をして見ると沢山教えてくれると思いますので、ぜひ知識武装してみてください。
追伸:
サイト閲覧者(ユーザー視点)なら、今はどっちでも良いと言いましたが、Webサイトの運営者視点(自社サイトのある人)になると僕の認識は少し変わります。
(クッキー認証の設置をやる・やらないは先送りするとしても)いつでも対処ができるように準備は進めておいたほうが良いかな、と思ってます。
というのも、
今はまだ「クッキー認証が出ないサイト」の方が大多数だから、自分(自社サイト)が対応していなくても問題にならない(目立たない)という段階だと思います。
ですが、これから数年先は状況が変わってるかもしれません。
今とは逆に、「きちんと認証設定を設置していること」が当たり前になっていたら?
その時に、慌てて設置するのもなんだか後手に回る感じがするので、準備は着々と進めておいて損はない気がしています。
※あくまで僕の感覚なので、参考程度にしてくださいね。
それでは、また!
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