【介護外出レク】前例がないからダメってどういうこと?

どうも藤見です。
デイサービスや介護施設に向けて集客のアドバイスをしたり、介護の現場でお仕事をしている人達と一緒にいろいろな面白い挑戦をしたりしています。
さて、今日のこの話は、過去に新しいことを始めようと思ったデイサービスや介護施設のスタッフさんなら共感してもらえると思います。
どういう話かと言うと、
以前、ある地域(県)のクライアント先のデイサービスで新しい外出レクリエーションを企画&実施したところ大好評だったレクがあるんですが、それと同じレクを別の県のクライアント先でやろうと思ったら、そっちの福祉課の担当者からNGが出て実施不可になったことがありました。
昔からなんですが、外出レクは地域によって本当に様々な解釈や条件や制約の違いがあります。
その時も一応NGの理由が気になったので聞いてみたんです。
「NGの判断基準ってどこにあるのですか?」
と窓口の担当者に聞いたら
「ウチでは前例がないからダメです」
と言われてしまいました。
あぁ、またか・・と内心思いましたが、業界あるあるの断り文句ですね。
まったくもー。
「いついつまでに実施されたことを前例とする、だけどここから先は範囲外だからダメです、みたいなタイムライン線がどこかにあるんですか?」
なんてイヤミは言わなかったですが、隣にいた管理者さんがブツブツ言ってたことは何度かあります。
(ウケるね)
ちなみに、
この時やっていた外出レクの企画は僕達が考えて始めたことなので前例なんてあるわけもなく、実施ができた地域では「大変ステキな取り組みですね」と歓迎された企画です。
でも場所が違えば、
「前例にないことはダメ、この先もずっと出来ない」ってことになるのかと思うと残念な気持ちです。
新しく何かやろうと挑戦する度にこうした経験をしてる人、他にも絶対多いと思うな。
まぁ愚痴ばかり言ってても仕方ないので、事業者側はこうした状況に対して踏まえて乗り越える(つまり、道を探す)しかないと思うんですが、それにしても
お客さん側は自分の住んでいる場所によって「すごく充実したレクが受けられる場所」と「前例のないことは実施されない場所」があるという現実は残念な気がします。
「このレクができるならトレーニングやリハビリも頑張るよ!」って思ってくれる高齢者の方いると思うので。