3/3【ブログを武器にする】ファンが増えるブログに必要な３つのポイント
どうも、藤見です。
「デイサービスや介護施設がブログを通じて、どうやって未来のお客さん（ファン）を育てていくか？」
このテーマについて、役に立つ情報で「信頼」を育てる。そして、２つ目のポイントとして、意見を伝えることで「共感」を育てる。
という２つのポイントをお伝えしてきました。
そして今回は、最後の３つ目。
「物語で親しみを育てる」について、お伝えしていきます。
これら３つのポイントを踏まえて考えると、今まで必死に書いてきたブログが「なぜ、身内にしか読まれないのか」その疑問もスッキリ解消できると思います。
物語で「親しみ」を育てる
ブログの中に物語が加わってくると、読者との距離はグッと縮まります。
３つ目のポイントとして大事になるのは、物語を通じて“人柄”や“雰囲気”を感じてもらい、デイサービスに対する”親しみ”を育てることです。
これは「Diary（日記）」といわれるステージになるのですが、このステージで表現することは「ご利用者さんが言った何気ない一言」「新人スタッフの奮闘記
」または「季節のイベントで起きたちょっとしたハプニング」など。
こうした一つ一つの出来事に、物語があるかどうか。
そこが、ただの「レクリエーションの報告ブログ」で終わっているのか、それとも「小さくてもいいので物語が描かれているか」によって決定的な違いになっていきます。
たとえば、
・90歳の利用者さんが『孫に食べさせたいなあ』と畑で芋を掘っていた話
・新人スタッフが初めて『ありがとう』と言われた瞬間、涙ぐんでいた話
・やっぱりここに来ると安心する、と言うご利用者の言葉に救われた話
こうした「お話」が、ここからどのように展開をしていくか？
少しイメージしてみてください。
そのブログは、ただ単に「芋掘りレクをやりました」といった報告ブログにはないデイサービスの雰囲気やスタッフの人柄や個性がにじみ出る内容になっていくと思いませんか？
単なる記録ではなく物語があること。
その瞬間に読者はデイサービスの応援者になってくれるわけです。
これはとても大事なポイントです。
「情報・意見・物語」の３つで伝わり方が変わる
あなたの身内にしか伝わらないイベントの報告ブログや、ただ単に当時の写真とその時の様子を書いただけブログには、誰も興味を持って読み続けてくれません。
やはり、知らない人（スタッフや利用者）の「報告」は読んではもらえません。
これまでの3つの発信ステップを、あらためてまとめます
情報：知らない人の不安をほどく
→ 介護のことやデイサービスの選び方など、「この投稿いいかも」と思われるような役に立つ情報をわかりやすく届ける
意見：想いをのせて共感を得る
→ 「この仕事をしていてよかった」と思えた瞬間や、「迷いがあったけどこう乗り越えた」というエピソードを伝える
物語：日常のエピソードで親しみを育てる
→ ご利用者との何気ないやりとり、またはスタッフの人柄や雰囲気が伝わるような日々の出来事を伝える
この３つを意識することで、「ただの報告ブログ」から「また読みたくなる、人に話したくなるブログ」に変わっていきます。
実際に僕がアドバイスしているクライアントの中でも、ブログをうまく活用しているデイサービスは共通してこの３つのポイントを踏まえた投稿を続けています。
最初は月１回の更新でも十分です。
最初から「ブログ見たよ！」と声を掛けてもらえる（結果を残す）ことは難しいかもしれませんが、「誰の役に立ちたいのか？」をブレずに書き続けていくことで、たとえ月1回の更新だとしても、“信頼や共感、親しみ”が積み重なるブログに育っていくようになります。
もし、「ブログでファンを作るなんて無理だよ…」と思った方は、
今回お伝えした３つのポイントを、ちょっとだけでもいいので、次の投稿で意識してみてください。
文章のうまさよりも、誰かを思って書いているかどうか、の方が大切ですし、きっと読者にも伝わります。
「なんとなく知ってるデイサービス」から「信頼できるデイサービス」へ、そして「応援したくなるデイサービス」に、そして、読者の心の距離が近くなるような投稿にしていきましょう。
それでは、また！
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