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消費が「モノ」から「コト」そして「人」に変わったと身近で実感することが多くなった

    
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消費が「モノ」から「コト」そして「人」に変わったと身近で実感することが多...

どうも藤見です。

大きめの本屋でビジネス系のコーナーに立ち寄るとチーム本、リーダー本、メンタル本、スキル本、習慣本、啓発本、思考法本などがこれでもかー!というほど数並んでいて、一ヶ月後にまた行ってみるとさらに別の新刊が出ている状態です。

でね。

そんな状況の中で、

結局どうやって本を選んでますか?

とりあえず目に付きやすいという理由で新刊コーナーや平積みされている本にしたり

ランキングトップ10に入っている本が「売れてるんだ〜」とよく考えもせず選んだり

そういう買い方してませんか?

僕も一時期はそういう時があって、とにかく収集する癖があったんです。

でも最近は本の買い方がかなり変わってきました。

ということで、

藤見の本の買い方のお話します。

25の頃、一番本にハマった時はビジネス系だけで700冊くらい所持していたんですが、読んで学ぶというよりも手当たり次第に買って本棚に並べる、という作業をしてた気がしますw

(意味ないですね)

なので本棚を見るとよく似たタイトルや表紙の本が結構ありました。

ただ本を買う時点での目的(=理由)はそれなりにあって。

チームを上手くまとめるにはどうすればいいんだろう?何かヒントは無いだろうか?であったり

リーダーとして部下から信頼されるにはどういう関わり方をすればいいんだろう?何か打開策は無いだろうか?であったり

すぐに行動に移せないズボラな自分が変わるにはどういう習慣を真似すれば良いんだろう?何かスーパーミラクルな魔法は無いだろうか?とかね。

それなりに目的意識を持って本屋に行くわけです。

ちなみにね、

スーパーミラクルな魔法なんてあるわけないです。

あるわけないんだけど、その一文だと短すぎて本にならないから余計なかさ増し文章で薄めている本が多いんだなと気付くようにはなりました。

と、まぁ・・

ある時こう思うわけです。

似たテーマで似たような本が次から次へと出ているけど、結局中身はどれも「同じ」じゃないか。

とね。

僕は悟ってしまったわけです。

700冊集めた程度で悟れるわけないんですけどね(笑)

たとえばね、

良いリーダーになるための習慣がたった1個なのか、それとも3個なのか、はたまた200個あるのか。

もはやそんな数にはなんの説得力もなくて、ポジティブになるための方法が早起きだろうか感謝の気持だろうかどっちでも良くて、アメなのかムチなのかも正直どっちでもいいわけです。

結局書いてあることはほぼほぼ同じだから。

そもそも良いリーダーに関する本が10も20も存在することに違和感を持つべきだったと気付きました。

(本はパターンを変えないと売れないからネーミングや帯やタイトルを変えているだけなんじゃないか?と)

だってね、「良いリーダーとは?」の答えが10や20もパターンがあるのか?という話じゃないですか。

仮にそうだとすると自分がどの上司パターンに適合するのかわかるまで数撃ちゃ当たる作戦で読み漁るしかなくなる。

そうやってまたビジネス書コーナーに足を踏み入れて、また似たような別タイトルのリーダー本を手にして、また同じことを繰り返して・・・気付けば本棚には無数のリーダー本が並ぶ。

というオチですよ。

はい。

じゃあ「今はどうやって本を選んでるの?」

という話ですが、、、、

その前に

リーダー本で言うなら良いリーダーにはそれほどパターンは存在していなくて、結局はどの本を読んでも結論は同じところに着地する。着地点は同じだけどそこに到達するまでの過程や流れ(もっていき方)が違ったりする。

ある人の本では幼少期の思い出から。

ある人の本では事業の失敗から。

ある人の本では仲間の裏切りから。

ある人の本では友人との喧嘩から。

ある人の本では家族との別れから。

という具合にサイドストーリー的な部分が本の個性になっているような感覚。

本質に到達するまでの展開の仕方が違う感じ。

ほぼほぼ「良いリーダーって◯◯◯だよね」の部分は大きくはブレていない。

もしブレるとする要素があるならそれには2つくらい原因があると思っていて、世界観と時代性かなと。

1つ目の世界観は「良いリーダー」が存在する環境の違い。

極端に言えば、

アメリカの企業で良いリーダーと言えば・・・

日本での企業で良いリーダーと言えば・・・

この2つの答えが違っていて当然なように。

リーダーが存在する世界観(会社や国や文化や環境)が違うわけだから。

ブレると表現するよりそもそも別モノと言っていいのかもね。

2つ目は、「良いリーダー」が存在する時代性の違い。

極端に言えば、

昭和初期に評価される「良いリーダー」と、

令和初期に評価される「良いリーダー」は、

この2つの答えもまったく異なると思う。

逆に言えば、

この2つの要素がほぼ同じ背景で書かれた本なら「どれ読んでも同じじゃない?」という感想になっちゃうわけです。

だって同じ時代にいる同じ世界感の者同士が「良いリーダー」について語ってるわけですから「良いリーダー像」はほぼ1つに収束するでしょ。

ということです。

でもね。

ここまでの話を踏まえて・・きっとこう思う人がいると思う。

「同じ時代や世界観でも人によって考え方は違うんじゃないかな?」

ごもっとも。

ここから本題。(遅いなw)

外にアンテナを張っている人ならすでにご存知かもしれないけど、今は「モノ」や「コト」よりも「人」という軸が選択をする上で重要視されるようになってきたと言われます。

だからこそ、この「人」ってところだけで選んでしまっていいんじゃないかな?と思うようになりました。

今までの僕の本の選び方で言うと

【旧タイプの選び方】

タイトルに響いた

一番売れてるから

新刊だったから

平積みだったから

・・・買った。

けれど、それが自分自身にも良い影響のある本なのか、学びを活かせる本なのかは読んでみないとわからない。

といった感じ。

この感覚が強かったからとにかく片っ端から買い集めてヒットやホームランが出るのを期待している感じ。

それが最近だと

それぞれの自論が違うからこそ

【この人が書いた】という私的な理由だけで選ぶ。

以前は気になっていた本のレビューとか、タイトルとか帯とかに目が行かない。

というか、もはや気にならない。

著者A、著者B、著者Cの似たテーマの本がある場合に、自分の好きな著者がCだったら、平積みされて売れているであろう著者Aには目もくれず、トップ10にランクインしている著者Bもスルーして、本屋にある検索機にCを打ち込んでピンポイントに探して手にする感じ。

こういう買い方(というか選び方)をすることがすごく多くなった。

同じような買い方の人も増えてるんじゃないかな・・。

〜モノからコトの時代へ〜

と言われたのはもう過去のことで、【本を買う】という身近な場面でもその変化を実感するわけです。

ちなみに

ちょっと脱線しますが

「人」の基準で選択する典型的な出来事として「知り合いがニューヨークでラーメン店を開業したと知ったのでNYまで食べに行った」ということがあります。

わざわざ飛行機とホテルを手配してフライトに14時間も費やしてNYまでラーメンを食べに行ったんです。

※「誰」で選ぶ場合のエネルギーが半端ないってことも覚えておきましょうw

ラーメンを食べ「モノ」として選ぶなら近所にも美味しいお店はありますし、その彼のお店のラーメンを食べるという「コト」で選ぶなら日本には本店があるので(地方ですが)そこに行けば同じ味のラーメンが食べれます。

でもそうじゃなくて「その人」が現地で作っているラーメンを食べに行って驚かせたい(応援したい)という思いがあったので、NYに行くしかない!となってしまったわけです。(実際に僕が現れるとめちゃくちゃ喜んでくれたしびっくりしてたw)

で、

そろそろまとめます。

「人」って部分だけで選ぶことができるようになるとある意味すごく楽です。

悩む時間が減るし、エネルギーもそこに注力しやすいし。

本を中身で評価することは間違いではないと思います。

量をたくさん読むことで質に転化することもあるわけなので。

でもいろんな本を読み漁ると迷子になるでしょ。

量を読んで迷子になってしまうなら本末転倒かなと。

こっちの本では「コレが良いと書いてあった」あっちの本では「アレが良いと書いてあった」みたいにシーソー状態になるのは時間と労力と色んなものを無駄使いしているし。

ということで

「今藤見はどうやって本を選んでるの?」

というと、

最終的には自分にとって特別感のある「人」で決めて、ある程度結果が出るまでその「人」の軸でやってみる。

ってことですね。

ある一定のところまでは、一人に決めて読み続けたほうが(本のエネルギーや学びが一貫しているので)効果も出やすいんじゃないかなと思います。

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