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【デイサービス、介護施設】危険サインを見逃すな!中途採用の面接編

  
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【デイサービス、介護施設】危険サインを見逃すな!中途採用の面接編

どうも藤見です。

同じ地域で同業他社に転職することが珍しくないのが介護業界なので、デイサービスでも介護施設でも【経験者の中途採用】をしているところは多いと思います。

新卒採用も中途採用もそれぞれに良さがあるので状況に応じて採用をしていると思いますが、経験者の中途採用は即戦力として期待できる一方で、チームメンバーとの相性やコミュニケーションで思わぬトラブルや軋轢が生まれたりすることもあると思うので、しっかり面接で見極めておきたいところだと思います。

ということで、今日は【中途採用の面接】をする時に気を付けておくべきこと、について解説していきます。

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即戦力だと焦らずに面接ではここを確認しておきましょう

今までの経験を踏まえて上手に次の現場に活かすことができる(適応させることができる)人もいれば、そうした過去のやり方や経験が仇になってしまう人もいるので、面接する側としては見極めが本当に難しいとは思うのですが、注意深く面接をしていると目安になるポイントはいくつかあります。

たとえば、

面接をしている中で「この言葉」が出てきたら注意サインだよ、というものがあります。

目安になる言葉は…

「前の職場で◯◯(業務)をしていたので、自信あります、出来ます、大丈夫です」

といった自分を売り込む自己アピールが出てきた時です。

僕が面接をしていた時はもちろんですが、クライアント先で面接に立ち会う時もこの台詞にはかなり慎重になります。

というのも、

以前の会社で◯◯(業務)をする時の一番いいやり方と、次の面接先(転職する先)で◯◯をする時の最適解が同じとは限りません。ゴールは同じでもそこにたどり着くまでの工程(道のり、やり方、プロセス)が違うことは当たり前にあると思います。

こうして文字にして読むと「そりゃそうだよ」と理解できることですが、面接時にその冷静さを持ち合わせるのは難しいこともあります。

すでにある程度の自信を持っていると、今まで自分がやってきた方法が一番の最適解として譲らない人もいます。

そういう人を「即戦力だから」と現場に加えてしまうと、「前の職場ではこうやっていたから」と、比較するようになったり、「この設備ではやりにくいから上手く出来ない」と、違うやり方に変えてしまったり…、現状のチームとうまく噛み合わなくなることがあります。

おそらく採用担当者なら一度は経験ある景色かなと思います。

この言葉が出た時の対処法

動画セミナーの中でも話している内容ですが、知識には4つの段階があります。

1、知らない
2、聞いたことがある
3、知っている
4、できる

この4つの段階があるわけですが、3と4の違いをどのように考えられるのか、その捉え方は大事です。

「知らない」から「できない」、「聞いたことがある」だけで「できない」は理解できると思いますが、「知っている」と「できる」が同じだと思っている人は結構いるので、そこを見極めておく必要があります。

そのため、もし先程のような台詞が出た時は次のように問いかけてみるのがいいです。

たとえば、こんな感じにです。

「どれほど得意で経験があったとしても、新しい職場の設備や新しいスタッフ、そして初めて接するお客さんを前にして行う「◯◯(業務)」は初めての経験だと思うので、未経験で加わるくらいの気持ちで参加した方が圧倒的にうまくいくと思うのですが、それについてどう思いますか?」

・・と、このように問いかけてみます。

この問いかけをした時の返答が「いや、できますから」といった主張ならちょっと危ないかもしれません。

おそらく話している雰囲気でおおよそ判断は付いていると思いますが、その時は念の為に次のような問いかけをしてもいいと思います。

たとえば、こんな質問です。

「ハサミを取ってきてもらえますか?」

目の前に座っている応募者の方に突然このようにお願いしてみます。

すると

「え?ハサミですか?どこにあるんでしょう?」

といった感じで、聞き返してくると思います。(スッと退席して隣の事務所からハサミを取ってこれる人はそう多くはいません)

ここでもう一度説明します。

■■■

「戸惑わせて申し訳ないんですが、そうなんです、そういうことなんです。」

というのも、

「以前の働き慣れた現場であればハサミの場所にいちいち戸惑わなかったと思うんです。どこにハサミがあるか、どの棚にファイルがあるか、利用者の誰にどんな既往歴があるか、全部把握できていたと思います。だから『できる状態』だったと思うのです。」

でも、今はどうでしょう。

こうして初めての場所や環境になるとハサミ1つ取ってくることも難しくなってしまう。動けなかった。

「ハサミを取ってくる」という動作自体は昔やっていた頃と同じ作業のように見えますが、今はそれ以前に「ハサミの在り処」を誰かに教えてもらわないと出来なくなっているんです。

ということは、

ハサミなら使えます、自信あります、出来ます、大丈夫です

と言うには不十分かもしれません。そもそもハサミの場所を教えてもらわないといけないわけなので。

もし今のまま新しい現場に加わって「以前はデスクの2段目にハサミがあったので、こっちに入れて欲しいです」とか「自分が使った後はデスクの2段目に収納しておきます」とか、そういうことになると上手く業務が回らなくなると思いませんか?

■■■

といったように、

こうした話をすると、それを聞いている相手の表情から「素直なのか、危険なのか」その判断はしやすくなると思います。

追伸1:

僕も今まで沢山のデイサービスや介護施設で仕事をしているので、中には本当にビックリするような中途採用の場面を見たことがあります。

前職が営業職だった人がリハ特化デイで働き始めた時に、なぜか毎日スーツで出勤してきて、スーツのままフロアで運動指導をしていて、暇を見てはサービス提供中にも関わらず外に出てタバコ休憩をしていたり、送迎の合間に車中でプカプカやっていたり。ほんとビックリw

こうした例は極端だと思いたいですが、開いた口が塞がらない系のビックリ採用が現実に起きちゃうから怖いわけです。

ということで、みなさんも「前職を活かして活躍できます系」の台詞にはくれぐれも気を付けてくださいね。

追伸2:

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