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【デイサービス管理者】が知っておくべき「立場と視界」の関係性について

    
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【デイサービス管理者】が知っておくべき「立場と視界」の関係性について

どうもこんにちは、藤見です。

今日は『立場と視界の関係性』というお話をしたいと思います。

それぞれの立場によってどのように物事の見方が違うのか?を説明する際に、この切り口で説明をすると「なるほど、イメージしやすい!」と好評なので、ぜひ最後までお付き合いください。

それではまず、

あなたの会社にいる立場が異なる人をピックアップしてみます。

ざっくり分けるとこんな感じ・・

  • パート、アルバイトの人
  • 1年目のピカピカの新入社員
  • 5年目を迎える中間管理職
  • 会社のトップ、経営者

ここに挙げた人たちは自分が受け持つ責任の大きさ(重さ)や、自分の判断で自由に動かせる(使える)資源に違いがあるだけでなく、実はどのくらい先まで物事を見ているか、といった視界の範囲が違うといった特徴もあります。

「立場と視界」の関係性

結論から言うと、

立場が下の人ほど視界が狭く、
立場が上になるほど広くなる

といった傾向があります。

言い換えると、

いつまでも視界が狭いままでは立場が上がらない(上げられない)

といえます。

これがどういうことか説明します。

仕事をしている場面において、

パート・アルバイトをしている人の視界(見ている範囲)を考えてみると、シフト当日から1週間先くらいになっていることが多いです。

たとえば、こんな台詞を聞いたことがありませんか?

「今日は暇だから早く上がりたいなぁ〜」とか、
「あー、自分は来週まで休みがないよ〜」とか、

仕事をする上で意識している(見ている)範囲が、当日または1週間先くらいになっているので、当然ながら会社が「下半期の営業施策についてアイデアはありますか?」と尋ねても「いや、そういう事は自分には分かりません(そんなに先のことは見てません)」となります。

ちなみに、パート・アルバイトをしている人がそうなってしまうことを責める意図は全く無いので誤解しないでくださいね。

ただ逆に言えば、

1週間以上先の視界で、半年から1年先を意識した意見が出せたり、会社に提言できるパートスタッフ、アルバイトスタッフがいたら「ぜひ社員になりませんか?」という具合に人事部は動いた方がいいです。より貴重な人材なので正社員登用されると思います。

では、次に、

1年目の新入社員の視界を考えてみると、せいぜい1ヶ月先くらいでしょうか。

新入社員の場合によく見かける光景は、

「今月の休みはいつだろう?」
「来月の公休希望はこの日です」
「今月あまり遊びに行けないなぁ」

こんな感じではないでしょうか。

”せいぜい”とは言っても、新入社員の立場であれば『遅刻をせず真面目に勤務してくれれば十分ですよ』といった段階でもあるので、上司の人たちもこの段階から沢山の理想を求めなくてもいいのかなと思います。

ですが、その数年後に・・・

「僕(私)は頑張っているのに、どうして役職に就けないんだ?」と思う時が来たら、その時はきっと「仕事をする上での視界が広がっていないのかもしれない」と振り返る必要はあるかもしれません。

というのも、

経営者や上司があなたを役職に上げない理由として「視界の狭さ」が一つの要因になっているかもしれないので。

さて、伝わってますでしょうか?

このままの流れで次に行きますね。

管理者の視界について考えてみると、最低でも半年から1年は必要になる。

というのも、

管理者クラスになると本社会議に呼ばれたり、各管理者を前に事業所や施設の数値報告が求められることも増えます。

そういった場面では、

「来期の売上計画については、こう考えています」とか、
「今期の売上はこのくらいで着地すると思います」とか、

年単位のアクションプランを求められる機会がグッと増えます。

そのため、半年から1年単位で事業所や施設の資源(人・モノ・カネ)を見通す視界を持ち合わせていないと上手く運営を回すことが困難になりますし、視界が狭い人が管理者として任命された場合は、そうした会議に出席することを極端に嫌ってしまうことがあります。

その場で交わされている会話が見えないので居づらくなる(はずです)。

余談ですが、僕がクライアント先の社長に対して「新しい管理者を任命する時は、社歴の長さや実績だけで判断するのは危険ですよ、ダメですよ」と言っている理由はこのあたりにあります。

そして最後に、

経営者の視界は言うまでもなく3年先、5年先まで見据えている。

介護業界に限ったことではないですが、

「3年後の制度改正を見据えて今何をすべきか」
「5年後には業界が大きく変化するはずだから」

というように、

日々現場で起きているミクロな動きを捉えるのはもちろんのこと、そこからさらに大きな視界で業界全体の流れを意識しなければいけませんし、そうでなければ長期的な事業計画も考えられません。

さて、どうでしょう。

「それぞれの立場と視界の関係性」について少しイメージできましたか?

もし今の自分が置かれた立場に不満があるとしたら、より広い視界を持つことを意識すれば

打開できるかもしれませんね。

それでは、また!

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