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【新入社員】成長意欲のある新人が働き始めて3ヶ月経過。そのタイミングで上司が伝えるべきことは?

    
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【新入社員】成長意欲のある新人が働き始めて3ヶ月経過。そのタイミングで上...

どうも、こんにちは藤見です。

新卒で入社した人も中途採用でやってきた人も、最初の一週間は「やる気あります、成長したいです」といった台詞を使います。

採用した側としては嬉しい言葉ではありますが、しかしながら蓋を開けてみれば、その言葉の鮮度はあっという間に賞味期限が切れていく。

その後、数週間で辞めていくなんてことも正直珍しくありません。

それが介護業界の採用のリアルです。

だからこそ・・・

「今度こそ早期離職者を出したくない、次の新人は育成に力を入れるぞ」と意気込んで育成や教育に取り組んでいる人は多いと思いますので、今日はそんな人に役立つお話です。

新しく現場に入ってきた新人が「そろそろ馴染んできた頃かな?」と思える3ヶ月目のタイミングで、今日の話を元に「2者面談」をしてみてください。

「成長したい」という気持ちが本物なら、きっと伝わると思います。

仕事を始めて3ヶ月が過ぎる頃に伝えるコト

新人スタッフの状況を把握するために「毎月一回の面談」をしている会社は多いと思います。

相談室や会議室に椅子を並べて、指導側の先輩スタッフから「○○さん、最近どう?仕事は順調ですか?」みたいなヒアリングを新人スタッフにするアレです。

スタッフの定着を促進する上で、新人スタッフがどのくらい現場業務を習得しているか、人間関係に悩んでいないだろうか、といった把握をするためのこうした面談は僕も賛成です。

「会社は自分のことを大切に思ってくれている」といった熱も伝わるので、OJTという名の放置プレイだけをしている現場よりは断然マシだと思います。

ただ少し残念なのは、

その面談のテーマ(主軸)が「業務の習得具合を上司が把握する」ことがメインになっていることです。

折角時間を設けるなら、もっと別の視点から面談をした方がプラスになるはずです。

新人の業務状況を把握するよりも大切なこと

それは、新人が「自分の知らない自分を知る」ということです。

上司や先輩から見た新人(第三者から客観的に見た新人)を面談を通じてフィードバックしてあげることです。これはジョハリの窓でいう「盲目の窓(自分の知らない自分)」を知るということです。

なぜそれが大事なのか?

入社直後というのは、まだまだ緊張していて本来の新人の素が出ていない状況なので、上司からも「ここを気を付けたほうがいい」といったことが言えない状況だと思いますが、仕事を始めて3ヶ月もすると現場の人間関係や業務にもようやく慣れてくる頃です。

すると、

いい意味で緊張感も緩んできて、少しずつ自分の「素」が出てくるようになります。そんなタイミングでもあります。

そうすると、

自分でも気付かないうちに「自分の知らない自分」が周囲の人からは見えやすくなる(多くの人が知るようになる)ようになってきます。

ちょうどそのタイミングが3ヶ月目なので、上司側も「あ!彼(彼女)にはこんな一面があるんだ」といった素の状態(新人がまだ自分で気付いてない自分)を察知できるようになるはずです。

それを3ヶ月目の面談の席で新人スタッフに伝えて、本人に「自分の知らない自分」と向き合ってもらうわけです。

盲点の窓を受け入れると成長は加速する

「自分が知らない自分がどのような自分なのか?」

「自分にはこんな一面があったのか?」

といった素の自分を素直に受け入れない人(つまり自分の知らない自分がいることを知ろうとしない人)は、他のメンバーと噛み合わない場面が多くなると思いませんか?

きっと、自己満足な仕事をしている人を見ると、その彼(彼女)のために何か伝えたいことが出てきても、わざわざ声に出して伝えることがしんどい。

そんな気持ちになることもあると思います。

でもその逆に、

自分の知らない自分を素直に受け入れて、良くない所はすぐに改善しようとする新人だったらどうでしょう。きっと上司側もその新人のために頑張って伝えようとするはずです。そんな気持ちが自然と湧いてくると思います。

(これは新人教育だけに限った話ではないですが)

自分が成長しようと思った時に周囲を味方に付けることが出来れば、それだけ自分の成長は加速していきます。

そして、その味方作りのきっかけになるのが「自分の知らない自分」を素直に受け入れることでもあります。

というわけで、

成長意欲が強い新人スタッフがやって来た時は、およそ3ヶ月が経過したタイミングで「自分は(外から)どのように見えているのか?」「自分が知らない(気付いていない)自分はどんな姿なのか?」ということを面談で伝えるようにしてみてください。

その面談の中で「いや、そんなわけがない!自分はそんな姿ではない!」と拒絶するようなことがあったら、その時は毅然とした態度で次の言葉を伝えてあげるようにしましょう。

「自分の知らない自分を受け入れない?だとしたら、成長はすぐに止まるけど、それでもいいの?」と。

以上です。

それでは、また!

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