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いつまでもマンネリ化したイベントを介護施設が続ける理由とは?

    
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いつまでもマンネリ化したイベントを介護施設が続ける理由とは?

こんばんわ、藤見です。

これは割とよくある話だとは思います。

何かというと、介護施設ってサービスを利用するお客さんに対して劇や舞台やイベント行事などをほぼほぼボランティアでやってます。

演者になったスタッフは業務が終わった後に自分の時間を削って練習を重ねたり、舞台や小道具の準備をするスタッフも日常の業務の延長としてそれが組み込まれてしまうような場合がほとんどだったりする。

で、こうした図式が何年も変わってない(変えてない)ことに疑問を持ってみない?ということで、とある老人ホームのスタッフ達と話をしてみました。

ただ、大前提として「イベントに参加している※全員が楽しくやってるんだから、ほっといてよ」という場合は当然この限りではないと思います。

(※全員=スタッフだけじゃなくお客さんもひっくるめた全員ってことで考えると、結構どこでも当てはまる問題だと思います)

ということで、さっそく・・・

1年以上一緒に会議を繰り返してきた馴染みの(老人ホームで勤務する)スタッフさん達と会議の合間に腹を割った話をしてみた。

「施設内で年に何度か開催されるイベント」って今のこの形じゃないとダメなの?

という長年抱いてきた疑問をぶつけてみた。

もっと言うと、ここに(入居されている)お客さん達って年に何度かスタッフの手作り感満載の素人芸が観たーい!って言ってるの?

どうしてこんなことを聞きたいのかというと

ここだけじゃなくて他でも(老人ホームとか特に)、年に何度か「スタッフによる手作りイベント(催事)」が企画実行されることが多くて、皆も同じようにそういった手作りイベントは何年も(無意識で)続けていると思うんだけど。

前提として・・・イベントを施設の中で行うこと自体にはきちんと意味があって、ホームで生活している人達にとって「日常生活の楽しみの一部」になっていることであったり、季節感を感じられることであったり、いろいろ良いことはあるからイベントはありだとは思ってます。

ただ、

ただね、、

どんなイベントをするにしても、それを観る側のお客さんがそれ(素人芸)を本当に見たいと願っているのか?って疑問を持たずに延々と毎年同じように企画して準備して実行していくのって単なる自己満足じゃない?って思うんだけどどう・・・?

って聞いてみた。

すると1人のスタッフがポロッと言った。

15年この施設で勤務してきて、今までいろんなことをやってきたけれど、言われてみると、そもそもどんな事をイベントとしてやって欲しいのか?事前にそれを相手(入居者さん)に聞いたことは一度もないかもしれない。

ほらね?(というと怒られそうだけど)

いつの間にか、「夏だからコレやろう」「秋だしこれだよね」「年末は皆これするんだよ」みたいに勝手に決め打ちしてたんじゃない?

さらに言うと

そういったイベントを続けていくことに対して「辛い」って思っている一部のスタッフの声を「こういうものだから」で潰してないかな?って。

日頃そこで働いているスタッフが仮装して化粧して面白く踊ったり劇をしたり、日頃そこで働いているスタッフが業務外で残業して花紙でポンポン作ったり、日頃そこで働いているスタッフが牛乳パックの持参ノルマをこなしたり、日頃そこで働いているスタッフが一生懸命考えた素人シナリオの劇を自ら演じたり。

それって全員が本当に楽しく頑張れることになってるのかな?

これは想像じゃなくて実際にイベントの場面に何度も立ち会って見ているからある程度肌で感じてる部分なんだけど。

一部のスタッフによる完全な内輪ノリになっている場合もあるし、ご高齢の方達の拍手や笑顔は「よく頑張ったねー」に対して送られていて「最高に面白かった!」ではないケースも多かったりする。

昭和っぽい(というとまた怒られそうだけど)ようなイベントは大体が企画の中心にいる熱の入った一部の人たちだけがウケるネタを作っていて、そこに付き合わされているスタッフは熱の冷めた発言は出来ずに「場」の空気を読むしかなくて。

特にこれを強く思うのは

そういったイベントに関連した準備が本来しなきゃいけない仕事に食い込んできた場合。

そのスタッフにとっては「ただ辛いだけ」になってしまっているケースがあるってことに気付いているだろうか?ってことだし、気付いているならどうしてイベントの設計やシステムを変えようとしないのか?ってこと。

本人にしてみれば「巻き込まれ事故」に遭遇したようなものでしょ。

やりたくもない化粧をして、手作り衣装に着替えて、出来もしない下手な踊りを皆に見られて・・・当人にしてみれば「辛いよーやだよー」って話だよ。

この話合いは「ダメ出し」が目的じゃなくて、まずはこういった図式になっていることに無自覚だったとしたらそこにちゃんとスポットライト当てようね、ということ。

そして

そこに気付いたのなら、今後はどうすれば関わる人(=施設側のスタッフも観に来るお客さんも)全員が楽しくて「次回も楽しみだ!」に変えていけるだろうか?ってこと。

ここを本当に真剣に考えなきゃいけないと思う。

ホームでの生活が続くと確かに日常の娯楽が少なくなったり、外出する機会が減ってきたりって現実はあるので、そこに何か賑わいを取り入れようと頑張るスタッフさん達の優しい気持ちが無駄だとか、0にしたいって意図でこの話をしているわけじゃないよ、そこは勘違いしないでね。

・・と、この時の話合いの最後にも付け加えたけど、そこはちゃんと伝わっている様子で安心しました。

最後には、関わる人達みんなが前向きに継続的に取り組めるモデルチェンジをしていこう!ということになったので引き続き皆で考えて変えていこうと思います。

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