デイサービスの集客に貢献した「チラシ」のキャッチコピー※真似してOKです

どうも藤見です。
これまで全国各地のデイサービスや介護施設と集客の取り組みをしたのですが、その中で「介護保険を使ったこと無い人が“ピンと来る”キャッチコピー」と「介護事業者が“言いたい”キャッチコピーにはズレが起きる」みたいなことを何度も経験してきました。
介護事業者は「この運動メニューが自慢なので・・・」と言って専門的なトレーニング名をチラシに書きたくなってしまうことがあるのですが、実際にその名称は一部のプロ達(専門家)しか意味を理解できないし、気にならない。
「たしかに素晴らしい運動方法なのかもしれないけど、そもそも今いる利用者さんってこのマシンを使いたくて来たんだっけ?」と思うことがあるのです。
そうしたズレを何度も経験してその都度修正して「本当はこっちを知りたいはずだから文言は変えよう」「きっともっと当たり前過ぎるほど普通の情報がいいです」と、やり取りしてきたんですが、まだまだこの“ズレ”を見かけることがあるのでもう普通に使ってもらったら良いんじゃないか、と思うようになりました。
というわけで、
反響がよかったキャッチコピーについて書いてみます。
以下に書くコピーはパクリOKですのでチラシを作る機会がある方は、多少調整して使ってみてください。
ただし(細かな調整不足等で)思うような反応が得られなかったぞ、というお叱りは受け付けられないのでご自身の責任で応用してくださいね。
介護サービスを使ったことがない人から見た「デイサービス」
まずそもそもで、介護サービスを使ったことがない人はどのようにデイサービスを見ているのか?について考えてみます。
デイサービスは介護が必要になった人が通いに行く場所、という認識は一般的に認知されるようになってきましたが、その具体的な「活用方法」について詳しく認識できている人は多くありません。
たとえば、「営業時間は何時から何時なのか?」「申込み方法はどうするのか?」「通うために必要な準備書類は何か?」ということをサービス開始前に知っている人はほとんどいません。
受け入れにくいかもしれませんが、介護サービスを使ったことがない人はほとんど知らないのです。
余談ですが、デイケアとデイサービスの違いを答えられる素人はほぼいません。本当に皆無です。
素人目線に合わせて情報を出していく
ある時、集客チラシの打ち合わせでこんなキャッチコピーを提案してみました。
「日曜も祝日も営業しているデイサービス」
すると、現場で働くメンバー達は口を揃えて言いました。
「ウチの他にも日曜日も対応しているデイサービスはいくつかありますよ」と、みんなの表情は不安そうでした。
おそらく「これ(日曜日営業)はウチだけの特徴ではないからやめておこう」「チラシに書く内容はもっと派手な宣伝文句がいいはずだ」「これじゃ見てもらえない」「キャッチコピーにするのはやめておこう」そんな感じだったと思います。
でも僕はそうは思いませんでした。
そして改めてメンバーに聞きました。
「他にも日曜日に営業しているデイサービスがあるとのことですが、そのデイサービスのチラシにはその事実が書かれていますか?」
すると
「いや、書いてないと思います。たぶん、電話番号や住所のところに書いてあるくらいかな」という返答でした。
わかりますか?業界の中にいる人は誰もその当たり前を書かないのです。
伝えないことはやっていないことと同じ
マーケティングにはこうした考え方があります。
ちなみに、もしよければ介護業界にはいない友人や知り合いに実際に聞いて確かめてみてください。
「デイサービスの定休日っていつだと思う?」と。
デイサービスという場所を「病院」と同じ感覚で考えている人は一定数います。
ということは、つまり、開いている時間や曜日も病院と一緒だと勘違いしている。こうした“ズレ”はいたるところで発生しています。
そのため、手にしたチラシに「日曜日や祝日も営業しているよ」というデイサービスのメッセージがあると、「え?そうだったんだ・・」と目に止まりやすくなります。
施術方法やメニュー名にはピンとが合わない人でもこうした情報には敏感になっている時があります。
こうした“ズレ”を見つけることは費用対効果の高いチラシのキャッチコピーになっていきます。

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